エンドルフィン

「エンドルフィン(endorphin)」は、脳内で分泌される神経伝達物質の一種で、強力な鎮痛作用と幸福感をもたらすことから「脳内麻薬」とも呼ばれています。


エンドルフィンとは?

▸ 正式名:エンドルフィン(endorphin)

  • 「endogenous(体内で作られる)」+「morphine(モルヒネ)」の合成語。
  • モルヒネのような作用を体内で自然に起こすためにこの名前が付けられました。

エンドルフィンの主な作用

作用 内容
鎮痛作用 モルヒネの数倍ともいわれる強力な鎮痛作用を持ち、痛みを和らげます。
多幸感 分泌されると「恍惚感」や「幸福感」を感じる。いわゆる「ランナーズ・ハイ」などが代表例。
ストレス軽減 不安や緊張を緩和し、リラックス状態を促進。
免疫力向上 ストレスの軽減とともに、免疫機能をサポートする可能性も示唆されています。

エンドルフィンが分泌されるシチュエーション

状況 説明
運動 中強度以上の運動(特にランニングやHIITなど)で分泌。継続的な運動がポイント。
笑う 大笑いすることで分泌が促進される。お笑いやコメディを観るのも◎。
辛いものを食べる 唐辛子などの刺激が脳に「痛み」として伝わり、エンドルフィンで緩和しようとする。
感動体験 映画や音楽、芸術作品などで感動するときにも分泌されることがある。
瞑想・深呼吸 長時間の瞑想や深いリラックス状態でも分泌されることがあります。

他のホルモンとの関係性

  • セロトニンドーパミンと協調しながら働くことがあります。
  • 例えば運動をすると、ドーパミン(やる気)→エンドルフィン(幸福感)→セロトニン(安定)という好循環が起こります。

注意点

  • 過度な運動や刺激に頼ってエンドルフィン分泌を求めると、依存的傾向(いわゆる「快楽依存」)になるリスクもあります。
  • 健康的な生活リズムの中で、無理のない方法で分泌を促すことが大切です。

まとめ

  • エンドルフィンは「天然のモルヒネ」:痛みを和らげ、幸福感を高める。
  • 分泌には運動・笑い・辛味・感動・瞑想などが有効。
  • 健康的な習慣が自然な分泌を促す。

 

投稿 エンドルフィンメプラス - MEPLUS に最初に表示されました。

PAGE TOP