毛じらみ
毛じらみとは?
毛じらみは、毛じらみ(Pthirus pubis)という寄生虫が皮膚に寄生して発生する感染症です。主に陰毛に寄生しますが、場合によっては脇毛や体毛、まれにまつげや眉毛にも寄生することがあります。
感染経路
毛じらみは主に以下の方法で感染します。
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性的接触 - 
性行為や親密な接触を通じて感染することが最も多いです。 
 
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寝具や衣類の共有 - 
タオル、シーツ、下着などを共用することで感染する可能性があります。 
 
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間接接触 - 
稀に、公共の施設(ホテルのベッドや布団)を介して感染することもあります。 
 
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症状
毛じらみの主な症状は以下の通りです。
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強いかゆみ - 
毛じらみが皮膚から血を吸う際に唾液を注入するため、アレルギー反応を引き起こします。 
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特に陰部や脇の下で強いかゆみを感じます。 
 
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赤い発疹やかぶれ - 
噛まれた部分に赤い斑点や発疹が見られます。 
 
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青黒いシミ - 
吸血後にできる小さな青黒い点が見られることがあります。 
 
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白い卵や虫の発見 - 
毛の根元に白い卵(シラミの卵)が付着し、肉眼でも確認できることがあります。 
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成虫の毛じらみは1〜2mm程度で、茶色や灰色をしています。 
 
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検査方法
毛じらみの検査は、以下の方法で行います。
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視診 - 
医師が皮膚や毛の根元を観察し、虫や卵の存在を確認します。 
 
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顕微鏡検査 - 
採取した毛を顕微鏡で観察して、毛じらみの存在を特定します。 
 
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治療方法
毛じらみは、適切な治療によって比較的簡単に治療可能です。
1. 医薬品による治療
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シャンプータイプの殺虫剤(フェノトリンなど)が使われます。 
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1週間おきに2〜3回使用し、毛じらみを駆除します。 
2. 毛の除去
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陰毛を剃ることで物理的に毛じらみを除去することも効果的です。 
3. 衣類や寝具の消毒
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高温で洗濯したり、アイロンをかけることで毛じらみを死滅させます。 
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乾燥機を使用するのも効果的です。 
予防方法
毛じらみ感染を防ぐためには、以下の対策を心掛けましょう。
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性行為の際の注意 - 
不特定多数の性行為を避ける。 
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性行為の前後に体を清潔に保つ。 
 
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感染者との接触を避ける - 
パートナーに毛じらみ感染が確認された場合は、同時に治療を受けることが必要です。 
 
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タオルや寝具の共有を避ける - 
公共施設や宿泊施設では清潔な寝具を使用しましょう。 
 
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まとめ
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毛じらみは、主に性行為を通じて感染する寄生虫です。 
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かゆみや赤い発疹が主な症状で、早期に治療することで改善します。 
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専用のシャンプーや毛の除去、寝具の消毒が効果的です。 
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パートナーと同時に治療し、再発を防ぐことが重要です。 
感染の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
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